『三国志演義』毛宗崗本第1回 那人不甚好読書。性𥶡和、寡言語、喜怒不形於色。素有大志、専好結交天下豪傑。生得身長七尺五寸、両耳垂肩、双手過膝、目能自顧其耳、面如冠玉、脣若塗脂。中山靖王劉勝之後、漢景帝閣下玄孫。姓劉、名備、字玄徳。 （中央研究…

2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較（第46-50回） http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-137.html 赤壁終了！！

2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較（第41-45回） http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-136.html 赤壁の大戦に突入

2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較（第36-40回） http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-135.html３分の１終了〜やっと諸葛亮登場。

本院の方で地味に李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較なんぞやっていますが、毛宗崗本の変改で見えにくくなったことを指摘。昨日のエントリで、『三国志演義』そのものが「三」という数字に支配されているという金文京先生の指摘を紹介しましたが、『演義』…

2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較（第31-35回） http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-134.html少しサボってましたが再開。

そろそろ終りにするつもりですがもう少しだけ。先に関羽の呼称がずっと「関公」になっているという記述が「嘘」だと指摘しましたが、井波先生ご自身、14年ほど前はちゃんとこう書いてました。『演義』はこうして盛り場の講談のみならず、より土俗的な民間伝…

もう少し続けます。付言すれば、当時、辺境一帯ではそれぞれ異民族との雑居状態が当たり前であり、雑婚による混血も多かったのです。呉のあたりには、山越と呼ばれる異民族の血統が入っており、「碧眼紫髯（青い目に赤いヒゲ）」とされる孫権も、南方異民族…

Wikipediaｰ『水滸伝』の備考にこんな記述がありまして。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E4%BC%9D水滸伝で登場人物の身長を表す際つかわれている単位は当然尺である。水滸伝の舞台となる宋代の一尺は約30.9cmまたは約32.9cmであるが、これ…

最初から順番に指摘していこうと思ったのですが、裏取りに手間取る記述もあるので、思いつくままに。この関羽は『演義』のなかで、劉備にもまさるほど尊重される存在です。たとえば「関羽」と名前で呼ばれるのは最初の登場のときだけで、『演義』の原文では…

岩波新書。2008年4月22日第1刷発行。294頁。実は本院の方でも一度取り上げてます。まずその記事を再掲。 http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-127.html＊＊＊＊＊＊＊ 以下、再掲記事 ＊＊＊＊＊＊＊＊中国の五大小説 上 (1) (岩波新書 新赤版 1127…

2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較（第26-30回）http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-133.htmlやっと４分の１……

2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較（第21-25回） http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-132.html董承のクーデタ計画なんかと絡んで曹操が悪し様に言われるようになってます。

昨日の記事の追記です。肝腎な事を書き忘れていた。『南斉書』李安民伝に以下のような記述があります。先是宋世亡命王元初聚党六合山僭号、自云垂手過膝。州郡討不能擒、積十餘年、安民遣軍偵候、生禽元初、斬建康市。『南史』李安人伝にも同様の記述あり。…

正史ネタ（ま、演義でも同じですが）。蜀志先主伝に、劉備の容姿について以下のような記述があります。先主不甚楽読書、喜狗馬・音楽・美衣服。身長七尺五寸、垂手下膝、顧自見其耳。『三国志演義』にも襲用されている表現なので比較的よく知られている記述…

2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較（第16-20回） http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-131.html諸般の事情（笑）で３日ほど休んでしまいました。再開。 そろそろ曹操が悪役に固定されてゆくのがよく判る。

あ、一つ思い出した。献帝の冕冠は十二旒、孫権のは十旒でしたね。この辺の考証はちゃんとやってるんだなあ、と感心したり

三国志学会の時に前売り券を買っておきながら、やっと行ってきました。色々と否定的な評判を見かけていたので、あまり期待せずに見に行ったんですが……面白いじゃん。何が不満なの？って感じでした。注意！！ 以下、かなりのネタバレあり。未見の方注意。ああ…

2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較（第11-15回） http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-130.html３日ほど前から、『三国志演義』の通行本（一般に読まれているテキスト）である毛宗崗本と底本である李卓吾批評本の回目を比較しています。…

宮城谷昌光『三国志』第2巻（文春文庫）の解説（？）より。厳密には単行本第2巻の別冊附録からの抜萃みたいですが。国際日本文化研究センターの井波律子氏が「『三国志』の美将たち―『正史三国志』から『三国志演義』へ―」という文章を書いていらっしゃいま…

別に主催している「南飛烏鵲楼」の別院として設置しました。主として、従来「雑記」として分類していたものをこちらに置くつもりです。あと本記事の下書きとか。あとしばらく、本院の方の雑記記事を再掲するつもりです。「南飛烏鵲楼」↓ http://taketaturu.b…