2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

劉備の身長

『三国志演義』毛宗崗本第1回 那人不甚好読書。性𥶡和、寡言語、喜怒不形於色。素有大志、専好結交天下豪傑。生得身長七尺五寸、両耳垂肩、双手過膝、目能自顧其耳、面如冠玉、脣若塗脂。中山靖王劉勝之後、漢景帝閣下玄孫。姓劉、名備、字玄徳。 (中央研究…

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2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較(第46-50回) http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-137.html 赤壁終了!!

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2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較(第41-45回) http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-136.html 赤壁の大戦に突入

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2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較(第36-40回) http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-135.html3分の1終了〜やっと諸葛亮登場。

諸葛亮の北伐と姜維の北伐

本院の方で地味に李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較なんぞやっていますが、毛宗崗本の変改で見えにくくなったことを指摘。昨日のエントリで、『三国志演義』そのものが「三」という数字に支配されているという金文京先生の指摘を紹介しましたが、『演義』…

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2.2.3.4 李卓吾批評本と毛宗崗本の回目の比較(第31-35回) http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-134.html少しサボってましたが再開。

井波律子『中国の五大小説(上)』評(其之四)

そろそろ終りにするつもりですがもう少しだけ。先に関羽の呼称がずっと「関公」になっているという記述が「嘘」だと指摘しましたが、井波先生ご自身、14年ほど前はちゃんとこう書いてました。『演義』はこうして盛り場の講談のみならず、より土俗的な民間伝…

井波律子『中国の五大小説(上)』評(其之三)

もう少し続けます。付言すれば、当時、辺境一帯ではそれぞれ異民族との雑居状態が当たり前であり、雑婚による混血も多かったのです。呉のあたりには、山越と呼ばれる異民族の血統が入っており、「碧眼紫髯(青い目に赤いヒゲ)」とされる孫権も、南方異民族…

Wikipedia-『水滸伝』

Wikipediaー『水滸伝』の備考にこんな記述がありまして。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E4%BC%9D水滸伝で登場人物の身長を表す際つかわれている単位は当然尺である。水滸伝の舞台となる宋代の一尺は約30.9cmまたは約32.9cmであるが、これ…

井波律子『中国の五大小説(上)』評(其之二)

最初から順番に指摘していこうと思ったのですが、裏取りに手間取る記述もあるので、思いつくままに。この関羽は『演義』のなかで、劉備にもまさるほど尊重される存在です。たとえば「関羽」と名前で呼ばれるのは最初の登場のときだけで、『演義』の原文では…

井波律子『中国の五大小説(上)』評(其之一)

岩波新書。2008年4月22日第1刷発行。294頁。実は本院の方でも一度取り上げてます。まずその記事を再掲。 http://taketaturu.blog68.fc2.com/blog-entry-127.html******* 以下、再掲記事 ********中国の五大小説 上 (1) (岩波新書 新赤版 1127…